こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
前々から、サッカーの試合を論理的、理論的に見たいと思っていました。
そう感じていた時に、書店でこの本を見つけました。
②こんな本です
『4‐2‐3‐1』
サッカーを戦術から理解する
杉山 茂樹著
光文社新書

これは、ピッチ上に描かれる“デザイン”についての本だ。
つまり、サッカーの進め方の話であり、戦術の話であり、布陣の話である。
「やっぱり、4バックより3バックのほうがいいよね」「オレは4-3-3が最強だと思うけど」といったサッカー談義をよく耳にするが、いくら熱っぽく、理屈っぽく、監督目線・評論家目線でその理由を語ったところで、ベースとなる戦術や布陣に対する知識がなければ、まるで説得力はない。
しかし、残念なことにその知識は、欧州では日常的に語られていても、いまの日本では満足に語られるものではない。
いや、むしろすっぽり抜け落ちているものだと言っていい。
けっしてまだ、「常識」ではないのだ。
本書では、攻撃サッカーを象徴する現在流行の4-2-3-1をはじめ、サッカーの代表的な布陣を戦術的な観点から分かりやすく解説していく。
③こんな言葉が響きました
決定力不足を、フォワードの決定力不足や能力不足、人材不足のせいにしている限り、決定力不足は解消されない。
この問題は、フォワードが育まれにくい性質を抱えた日本サッカー界が、永遠に背負っていかなければならない十字架だと割り切らなければ、改善は不可能である。
ゴール前で、決定力のないフォワードに、難易度の低いシュートをいかにしたら決めさせることができるか。
そこに英知を傾ける必要がある。
発想の始点を自軍ゴールではなく、相手ゴールに求め、そこからフィードバックする形でゴール攻略の図案を描く勇気が持てるか、それに伴うリスクを容認することができるか。
その割り切りが決定力不足解消のカギになる。
(本文より引用)
④この本が気になった方への2冊はこちら
『FOOTBALL INTELLIGENCE』
相手を見てサッカーをする
岩政 大樹著
カンゼン
『アナリシス・アイ』
サッカーの面白い戦術分析の方法、教えます
らいかーると著
小学館新書
⑤感想
ぼくも、決定力不足を、フォワードの決定力不足や能力不足、人材不足のせいにしていました。
フォワードがゴールしやすいように攻撃を組み立てていくのがいいのかもしれないと思いました。
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。