とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

友だちがあなたのことを100%受けいれてくれていると思うのは幻想です。

こんばんは。冨樫純です。

 

本を紹介します。

 

①この本との出会い


話題になっていた本なので、興味を持ちました。

また、友だちが少ない人を否定的に捉える風潮の中、そうではない捉え方をしている点にも興味を持ちました。


②こんな本です。


『友だち幻想』

  人と人の〈つながり〉を考える

  菅野仁著

  筑摩eブックス

 

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この本は、身近な人たちとのつながりを見つめなおし、現代社会に求められている「親しさ」とはどのようなものであるかをとらえ直すための、「見取り図」を描こうとしたものです。

(本文より引用)


③こんな言葉が響きました。


「自分のことを百パーセント丸ごと受け入れてくれる人がこの世の中のどこかにいて、いつかきっと出会えるはずだ」

という考えは、はっきり言って幻想です。

「自分というものをすべて受け入れてくれる友だち」というのは幻想なんだという、どこか醒めた意識は必要です。

価値観が百パーセント共有できるのだとしたら、それはもはや他者ではありません。自分そのものか、自分の分身か何かです。

(本文より引用)


④まとめ


身近な人たちとのつながりを見つめなおす、きっかけになる本だと思います。


⑤この本が気になった方への3冊はこちら


『何のために「学ぶ」のか』

  中学生からの大学講義

  外山滋比古他2名著

  ちくまプリマー新書


『東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学       

   を教えてください!』

   西成活裕

   かんき出版


『失敗図鑑すごい人ほどダメだった!』

   大野正人著

   文響社


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。