こんばんは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
数年前、「ハーバード白熱教室」という番組を見て、政治哲学に興味を持ちました。
ぼくみたいに、あの番組に影響を受けた方は多いと思います。
②こんな本です。
『はじめての政治哲学』
「正しさ」をめぐる23の問い
小川仁志著
本書は、「はじめての政治哲学の教科書」になることを目標に、「はじめての政治哲学」というタイトルをつけました。同時にここには、「はじめて政治哲学に触れる人のための入門書」という意味も込めています。
リベラリズムやコミュニタリアニズムという言葉が気にはなっていたけれども、なんだかよくわからないという方に最適です。
そうした趣旨に鑑み、狭く深くというより、政治哲学で議論になる論点を古典的·基礎的なものから最新のものまで、できるだけ網羅して紹介するように心がけました。(本文より引用)
③こんな言葉が響きました。
究極の選択で恐縮ですが、働いた分だけお金をもらえる代わりに格差のある社会と、格差もなく平等な代わりに、人より稼いだ分は取り上げられる社会のどちらがいいですか?
前者は資本主義社会、後者は社会主義社会を指
しています。
当然働いた分だけお金をもらえる社会のほうがよさそうに思えますが、実はそうでもないという人も結構いるのです。なぜなら、人間は常に健康で稼げる状態にあるとは限らないからです。自分がいつそのような状態になるかわか
らないと思うと、とたんに平等な社会がよく見えてくるものです。(本文より引用)
④まとめ
政治がどのような考え方に基づいて動いているのかわかるようになります。
⑤この本が気になった方への3冊はこちら
『これからの「正義」の話をしよう』
マイケルサンデル他2名著
ハヤカワ・ノンフィクション文庫
『政治哲学』
一冊でわかるシリーズ
デイヴィッド・ミラー他2名著
『政治の哲学』
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。