とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

日本は「豊かさ」への道を踏み間違えたのだろうか?

こんにちは。冨樫純です。

本を紹介します。

 

①この本との出会い

 


学生時代に、日本は「豊かさ」への道を踏み間違えたのだろうかと、

ときどき考えることがあった。

 


そんな時、タイトルに惹かれて、購入しました。

 


②こんな本です。

 


『豊かさとは何か』

   暉峻淑子著

  岩波新書

 

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日本は豊かさへの道を踏み間違えたと考える著者が、西ドイツでの在住体験と対比させながら、日本人の生活のあり方を点検し、真に豊かな社会への道を探った本です。


読んでみて、「きれいごと感」を感じました。確かに、カネとモノとは、本来、生活に必要な分だけあればよいかもしれないが、有って困るものではないし、有ることに越したことはないとぼくは思います。たいがいの事はお金で解決できるし。


③こんな言葉が引っかかりました。


人間の生活にとってのカネとモノとは、

本来、生活に必要な分だけあればよいのである。

人生にとってカネは手段であり目的ではない。

家族や愛する者との健康で楽しい生活。

趣味、生きがいのある仕事。

人生の充実感、無目的な友情、自然とともにある安らぎ。

それらが充たされれば、限りなく財テクマネーゲームに目を血走らせる必要はないはずなのだ。

 

以上が引用した部分です。


④まとめ

 

カネとモノとは、本来、生活に必要な分だけあればよいかもしれないが、

有って困るものではないし、

有ることに越したことはないとぼくは思います。


よって、豊かさの道を踏み間違えてはいないと思います。


⑤この本が気になった方への3冊はこちら。


『対話する社会へ』

  暉峻淑子著

   岩波新書


『社会人の生き方』

  暉峻淑子著

   岩波新書


『社会的共通資本』

   宇沢弘文

   岩波新書


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。