とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

部活で悩んでいる方へ

こんにちは。冨樫純です。


本を紹介します。


①この本を選んだ理由


タイトルに興味があり、購入しました。


部活にあまりいい思い出がないからだと思います。


②こんな本です


『ハッピーな部活』のつくり方

 中澤 篤史 他1名

 岩波ジュニア新書

 

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自分がしたい運動や文化活動を思う存分楽しめるのが、本来の部活のあり方。


しかし実際には長時間練習、勝利至上主義、理不尽な指導が幅を利かせ、生徒も先生も追い込んでいる。


そんな生徒たちの日常から問題点をあぶり出し、今の時代にフィットする、未来にも続くあり方を様々な改革例とともに提案する。


「部活の参考書」となる一冊。


③こんな言葉が印象に残りました


部活というのは、本来は生徒であるみなさん自主的な活動によって成り立つものです。


みなさん自身が主役であり、そのことから考える

と、自主的な活動なのに休めないというのは、矛盾していますよね。


まずもって、みなさんには部活を休む権利も退部する権利もあります。「子どもの権利条約」の第三一条には「締約国は、休息及び余暇についての児童の権利並びに児童がその年齢に適した遊び及びレクリエーションの活動を行い並びに文化的な生活及び芸術に自由に参加する権利を認める」と明記されています。


みなさんは自由に自分の放課後の時間を使ってよいのです。


ただ現実には、休みにくい空気があるのも事実です。


この「休みにくい」問題は、ちゃんと先生が生徒の立場で考えてくれるよう、本当は私たち部活のことを研究する大学教員がもっと学校や自治体、国に対してはたらきかけていかなければならないことです。


ただ、この「空気」というのはやっかいなもので、じつは先生自身も休みたがっています。中学生も高校生もそして教員も、全体としては「本当はもう少し休みたい」と思いながらも、土日を含め毎日のように活動しています。(本文より引用)


④この本が気になった方への2冊はこちら


『そろそろ、部活のこれからを話しませんか 』

   未来のための部活講義

   中澤 篤史著

 大月書店


『ブラック部活動』

  子どもと先生の苦しみに向き合う

 内田 良著

 東洋館出版社

 

⑤感想


部活をしなければいけない義務のように感じていて、嫌な思いがあった高校時代に読みたかったです。


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。