とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

政治的態度と政治意識の違い

こんにちは。冨樫純です。

 

「政治的態度と政治意識」についてのコラムを紹介します。

 

このコラムを読んで「政治意識」が高い、低いの判断基準がなんなのか疑問に思いました。

 

機会があれば調べてみたいと思います。

 

日本の政治学においてはしばしば 「政治意識」 という用語が用いられてきたが、政治行動論や政治意識論においての用法は、「政治的態度」と同じ概念として用いられてきた場合が多い。

 

したがって 「政治意識」 は、欧米の政治学で用いられている政治的態度の概念とほぼ同等のものである (たとえば、三宅 木下 間場, 1967)。

 

しかし注意を要するのは、日本では一般的に 「政治意識が高い/低い」 という表現が用いられ、この語法においては 「政治意識」 は現実政治に対する一般有権者の興味や期待、すなわち政治へのかかわり方を意味しており、「政治的関心」という概念に近い。

 

政治的態度という概念は、上に述べたような自己の対象へのかかわり方に限らず、政治的な事象に対するある一定の安定した心理的態度を指しており、政治的関心をも含む広い概念を意味している。


下記の本を参考にしました

 

政治学』補訂版
 (NewLiberalArtsSelection)
 久米 郁男 他2名
 有斐閣