こんにちは。冨樫純です。
「消費社会のしくみ」についてのコラムを紹介します。
確かに、ものを購入するとき、他人とかぶらないようにしたいこと思うことがあります。
フランスの社会学者であるボードリヤーは、現代社会において、古典的な価値論では説明できない消費の意味を解読した。
彼によれば、私たちが物をもとうとするのは、ものが何かの役に立ったり(使用価値)、商品だったり(交換価値) するからである。
また、結婚指輪が単なる指輪ではないといえるように、ものにはシンボルとしての価値もある。
もっといえば、現代社会においては、ものは自身の特徴を表す記号の意味をもつ。
つまり、自分が他者と違う(差異をもつ)ことを表すために、ものを消費するのである。
下記の本を参考にしました。
倫理資料集
第一学習社