こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
何年か前に、ハーバード白熱教室と題したテレビ番組がありました。
そこで、人気のサンデル教授の講義を見て、政治哲学に興味を持ち、読んでみようと思いました。
②こんな本です
『これからの「正義」の話をしよう』
いまを生き延びるための哲学
マイケル・サンデル 他2名
早川書房

「1人を殺せば5人が助かる。あなたはその1人を殺すべきか?」
正解のない究極の難問に挑み続ける、ハーバード大学の超人気哲学講JUSTICE。
経済危機から大災害にいたるまで、現代を覆う苦難の根底には、つねに「正義」をめぐる哲学の問題が潜んでいる。
サンデル教授の問いに取り組むことで見えてくる、よりよい社会の姿とは?
NHK『ハーバード白熱教室』とともに社会現象を巻き起こした大ベストセラー
③こんな言葉が響きました
ジョーダンの収入に課税することの何が間違っているのだろうか?
ノージックによれば、道徳的には金銭以上のものが関係しているという。
問題は人間の自由にほかならないのだ。彼はその点をこう説明している。
働いて得た所得に対する課税は強制労働と同じである。
国家が私の所得の一部を要求する権利を持つなら、それは私の時間の一部を要求する権利を持つことになる。
たとえば私の所得の30%を取り上げる代わりに、私の時間の30%を国家のための労働に費やすよう命じても同じなのだ。
しかし、国家のために働くことを強制できるなら、国家は事実上私に対する所有権を主張していることになる。(本文より引用)
④この本が気になった方への3冊はこちら
『ハーバードの人生が変わる東洋哲学』
悩めるエリートを熱狂させた超人気講義
マイケル ピュエット&
『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学の
こと教えてくれた。』
原田 まりる著
ダイヤモンド社
『正義の教室』
飲茶
ダイヤモンド社
⑤感想
働いて得た所得に対する課税は強制労働と同じであるいう発想に驚きました。
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。