こんにちは。冨樫純です。
「暗黒の中世」についてのコラムを紹介します。
中世ヨーロッパは「教会」の力が強かったんだと改めて感じました。
ヨーロッパの中世は、なぜ「暗黒時代」と呼ばれるのか。
まず、ローマ·カトリック教会が自らの価値観を押しつけ、人々がそこから逸脱することを認めなかったというのが大きい。
教会的なものの見方だけでは、 文学や芸術に新しい視野は生まれない。科学も然り。
世間を騒がす発明·発見などがあると、すぐに異端扱いだ。
それらに加え、中世は戦乱も多かった。だからどの国も、異民族の侵入や略奪に備えて交通を遮断しがちになり、そのせいで都市の衰退や貨幣経済の衰退、自給自足の経済体制などを余儀なくされた。
加えてペストの流行。これでョーロッパの人口は4分の1ぐらい減った。
こんな混乱と停滞が1000年近くも続いたのが、ヨーロッパにとっての中世。
「あー日本は鎖国のせいで 300年くらい損した」なんて言えないでしょ。
下記の本を参考にしました。
『蔭山のセンター倫理』
「思想」の背景と流れがわかる
蔭山克秀著
学研教育出版