とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

ジャニーズを連想させる?

こんにちは。冨樫純です。

 


「エロース」にコラムを紹介します。

 


ジャニーズを連想させる内容だと思いました。

 


ギリシア神話では、エロース(=愛の神·キューピッド)とアフロディーテ(=D愛と美の女神·ヴィーナス)は、セットで扱われることが多い。

 


プラトンの「饗宴」によると、エロースの両わきには2人のアフロディーテがいて、その内容がすごい。

それぞれ「高貴な恋」と「低俗な恋」を司っている。

 


「低俗な恋」とは、魂よりも永続性のない肉体への恋で、異性愛を指す。

 


対して、「高貴な恋」とは、肉体よりも魂に恋する美しい恋で、少年愛を指す。

 


もちろん、少年愛とは「青年から少年への恋」だ。古代ギリシアは知る人ぞ知る、禁断の「男の園」なのだ。

 


青年は少年を守る勇敢さで、また少年は青年から授かる知恵で、それぞれ徳を実現する。

 


いずれもエロースに導かれた人間形成で、美しい。

 


ソクラテスも美少年好きだった。古代ギリシアに生まれなくてよかった。

 

 

 

下記の本を参考にしました。

 


『蔭山のセンター倫理』

  「思想」の背景と流れがわかる

    蔭山克秀著

 学研教育出版