こんにちは。冨樫純です。
哲学や倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
邪魔な知識はあるのか?
純粋主義がうまくいかないとしても、純粋主義を支持したくなる理由があることは確かだ。
知識や情報のせいで自分が感じたままに食事を評価できない場合がある。
純粋主義はそうした場合を強調するあまり、知識や情報をすべて排除しようとしている。
しかし、それはあまりにも短絡的な反応である。知識があるおかげで評価や楽しみが豊かになるからだ。
そうすると、良い情報と悪い情報を分ける必要があると思われるかもしれない。
食べ物に関する情報のなかには、評価や楽しさを歪めてしまう悪いものと、豊かにする良いものがあり、良い情報だけを利用すべきだということである。
だが、話はそう単純ではない。
というのも、同じ内容の知識や情報が、判断を歪める場合もあれば、助けになる場合もあるからだ。
悪い知識(情報)と良い知識(情報)があるのではなく、同じ内容の知識(情報)が悪い方に働く場合と良い方に働く場合があるのである。
感想
純粋主義を支持したくなるのは、邪魔な知識があるからだと思いました。
下記の本を參考にしました
『美味しい』とは何か
食からひもとく美学入門
源河 亨