こんにちは。冨樫純です。
「6つのなぜ?」についてのコラムを紹介します。
原因をさまざまな視点から見るためとはいえ、具体例がないので、分かりづらいと思いました。
携帯電話やコンピュータのCPU(中央処理装置)
を生産するアメリカのモトローラ社は、その製品開発力で有名である。
このモトローラ社では、社員たちは「6つのなぜ?」を問えといわれている。
何か製品に問題があることが発見されたとき、「なぜか?」という問いを、最低でも6回は繰り返せというのだ。
ひとつ目のなぜに答えたら、次のなぜを発する。
そして、また2つ目に答えたら3つ目、 …というように、6回ものなぜを問うことで、徹底的な原因の追究を行おうというのである(三耀一文『創造マインド』講談社)。
複眼思考にとって、この「6つのなぜ?」の試み
は、示唆に富む。
なぜなら、複数の(6つの)異なる側面から、原因を考えるという発想につながるからである。
なぜか?という原因と結果の関係にしつこく、しかも異なる角度から目を向けることで、表面的に見ているだけでは思いつかない、新しい問題が発見できる。
下記の本を参考にしました
『知的複眼思考法』
誰でも持っている創造力のスイッチ
苅谷剛彦著
講談社+α文庫