こんにちは。冨樫純です。
独学で、政治学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
大臣と事務次官の乱闘
小池百合子、外見だけでなく、その経歴も華やかである。 芦屋市に生ま れ、甲南女子中・高を卒業後、関西学院大学を半年で中退し、エジプトに渡る。
カイロ大学で社会学を学んだのち、ジャーナリストとして高い評価を受け、テレビでキャスターを務める。
政界に身を投じてからも衆議院当選を3回果たしただけで環境大臣に就任。 大臣就任は普通、当選6回が条件であるから、大抜擢である。
その後、内閣府の特命担当大臣を経て、2007年には防衛大臣に就任している。そして、いまや次の内閣総理大臣の候補の1人に挙げられるほどになった。
その小池氏、防衛大臣のときに官僚と正面衝突して大乱闘をしたことがある。 時の事務方のトップは、防衛庁時代からの生え抜きの守屋武昌事務次官であった。
次官の任期はせいぜい2年が普通であるが、守屋は次官5年目を迎えており、 「防衛庁の天皇」と言われるほどの権勢をふるっていた(もっとも守屋は、この後、商社や防衛関連企業からの接待を受けていたことが発覚し、妻とともに収賄の罪で逮捕された)。
この2人が、2007年夏、激しくぶつかったのである。 ことは、小池大臣が、守屋次官に代えて警察庁出身の官僚を防衛事務次官にしようとしたことに始まる。
この人事情報が防衛省中枢からマスメディアに漏れてしまったのである (小池大臣が自らリークしたという噂もある)。
これに対して守屋次官が、小池人事案を「事前に聞いていない」として大いに怒り、安倍晋三総理大臣や塩崎恭久官房長官に対して、自分を退官させる小池人事案を撤回させるように直訴、これもまたマスメディアに漏れたのである。
こうして、防衛省事務次官人事をめぐるスキャンダルが巻き起こった。
感想
他の省庁の官僚が事務次官になれるのか疑問に思いました。
下記の本を参考にしました
『はじめて出会う政治学』
構造改革の向こうに
北山 俊哉 他2名
有斐閣アルマ