とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

「笑い」の理論

こんばんは。冨樫純です。

 

お笑い番組が好きな人は多いと思います。

そこでは、理論みたいなものによって、笑いが起きている部分もあると思います。

そこで、そういうものがあるのか調べてみました。紹介します。


4つの理論があります。


①優越理論

 

他人の欠点や失敗を見聞きして優越感を持ったときに人は笑うと説明するのが「優越理論」です。

例えば、動画サイトで、バナナの皮に滑って転んだ人を見て笑う、落とし穴に落ちた人を笑う、アナウンサーの言い間違いを笑う、など他人の失敗をネタにしたものです。

 

②不一致理論(ズレの理論)

 

「不一致理論」とは、予期したことが実際にはそうならなかった場合の不一致が笑いを生み出すとする理論です。

不一致を言い換えて「ズレの理論」とも言われます。


③不一致解消理論

 

不一致理論を基本とした笑いの理論は複数考案されていますが、その中で有名なのが「不一致解消理論」です。これはその名の通り、不一致を解消したときに笑いが生じるという理論です。

サルスは、人は予期を立ち上げながらジョークを読み進め、オチで予期との不一致に遭遇し(第一段階)、不一致を解消する認知的なルールを獲得した場合(第二段階)に笑いが生じるという二段階モデルを提唱しました。不一致理論に加え、笑いの発生には不一致の解消という問題解決のプロセスが必要と考えたのです。


④開放理論(放出理論)

 

開放理論は高まった緊張が不要となったときに、貯まった「心的エネルギー」が笑いによって開放されるという理論です。開放を言い換えて「放出理論」とも呼ばれます。不一致理論では説明が難しい「箸が転んでもおかしい」ような大したズレでない場合に大笑いが発生するケースでも開放理論では説明することができます。

開放理論では、ちょっとした性的ジョーク(下ネタ)で笑えるのは普段抑圧されていた心的エネルギーが開放されるためだと説明されます。


下記のサイトを参考にしました。

http://waraiplus.com/colum/basic_theories_of_humor.html