こんにちは。冨樫純です。
「正直と倹約」についてのコラムを紹介します。
現代のイメージする「正直と倹約」とは、かなり違っていたようです。
特に、倹約することで他者を潤すという発想に驚きました。
商人の営利は、武士の俸禄と同じである。
商人は売利で生きる「市井の臣」である。 正当な売利を求めるのは、欲心からではなく、「生まれながらの正直」である。
「正直」とは、自分と他人の所有を明確に分け、借りたものは返し、貸したものは受け取ることで、自分だけもうけることではない。
「倹約」とは単に節約し、少なくすませることではなく、倹約することで他者をうるおし、物を生かすという社会的な有用性を指している。
下記の本を参考にしました。
倫理資料集
第一学習社