こんにちは。冨樫純です。
独学で、政治学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル 財界
経済団体の雄、経済団体連合会(経団連、現在は日本経営者団体連盟と統合し日本経済団体連合会)は、1955年以来、各企業の資本金や利益などを参考に各社に献金を割り当てて、それを集めて自民党へ献金してきた。
1993年には経団連から自民党への献金は77.6億円であり、民社党には6.9億円が献金されていた。
その他にも、自民党の派閥や個人議員への政治献金が企業からたくさんなされてきた。
金をくれる人に強いことをいえないというのは大変わかりやすい。
銀行は、長らく経団連の政治献金御三家の1つであった。普段お金を払ってやっているのだから、政府が自分たちを特別扱いしてくれるのは当然であると考える。
カネがものをいう。財界、大企業が政治を動かしているというイメージがここから浮かび上がってくる。
金を払う側の財界人の勇ましい発言も昔から多くあった。 財界4団体の1つであった日本経営者団体連盟 (日経連) の桜田武代表常任理事は、1965年佐藤内閣の景気対策に対して 「貧弱でお話にな
らない。 だが政治家をせめるまえに、戦後20年、この程度の政治家しか育てられなかったわれわれの不明を恥じるべきだ」と述べ、別の財界人は「政治家にはこまったものだ。金をやりすぎれば放蕩するし、やり方が少ないと非行に走る」と語ったという。
俺がスポンサーだという雰囲気を感じさせる発言である。
しかし、この発言を深読みすると政治家は結構したたかで、金をもらったくらいでは「はいはい」と財界の命令に従わないようにも見える。
政治家にはずいぶんしたたかな顔つきをした人も多い。 だから財界人は、困ったものだといって自民党に文句をいわざるをえないのだろう。
感想
財界の影響力は強いいんだろうとは思っていましたが、献金を80億もしているのであれば、当然かもしれないと思いました。
下記の本を参考にしました
『はじめて出会う政治学』
構造改革の向こうに
北山 俊哉 他2名
有斐閣アルマ