とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

人文科学との違い

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、社会学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル 

 


人文科学との違い

 


社会学と人文科学との違いは、文献学的方法への

関与の度合いにある。

 


人文科学は、文献テキストクリティーク学の方法を重視し、文献の正確な 「読み」 をとおした文献批判に力点がある。

 


これに対し社会科学は、調査、フィールドワーク、実験等の実証的方法を重視して現実をいかに説明するかに力点がある。

 


あえて対照的に表現すれば、人文科学は、文献に書かれた言明の真理性に焦点をあてるのに対し、社会科学は文献そのものよりも文献に表象された社会や、作者の抱く社会イメージに注目する。

 


この違いを明瞭にするために具体例をあげておこう。

 


たとえば日本人の死生観を研究する場合、文献学に力点をおく人文科学では、仏教教典や、道元親鸞といった宗教家の執筆したものの研究に没頭する。

 


これに対し社会学文化人類学では、絵巻物にあ

らわれた習俗・儀礼をとおして日常に生きる人びとの死生観を明らかにしようとする。

 


すなわち、文献学に力点をおく人文科学は、研究対象をテキストに絞り込むことによって成立する学問であるのに対し、社会科学は、人びとの日常の行動、社会の変化、現存の制度を正当化させている社会のさまざまな力 (権力現象と呼んでもよい) 文化の意味に焦点をあてることによって成立する学問である。

 


感想

 


社会学の方が身近な感じがするので、個人的には魅的です。

 


社会で起きていることをよりおもしろく見れると思います。

 


下記の本を参考にしました

 


『Do! ソシオロジー』改訂版       

 現代日本社会学で診る

 友枝 敏雄 他1名

 有斐閣アルマ

 

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