とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

東大卒という生き方

こんにちは。冨樫純です。

 


本を紹介します。

 


①この本を選んだ理由

 


タイトルに惹かれて、読んでみようと思いました。

 


生きやすいのかどうなのかも気になりました。

 


②こんな本です

 


『東大女子という生き方』

 秋山 千佳

 文春新書

 

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「女性が学歴をつけても結婚できないね」


「東大なんか行ったらお嫁に行けないからやめた方がいい」

これは、本書に登場した東大女子たちが実際に母親から言われていた言葉です。

著者は取材を始めるまでは、東大女子のインタビューを通して、職場での出世を阻む日本社会の「ガラスの天井」が見えてくるのではないかと想定していました。

 


ところが実際には、もっと手前の段階で、母親や周囲の男性から「女性」として位置づけられることで生まれる生きづらさが彼女たちを苦しめていたことが分かってきました。

しかし、そのような生きづらさを感じたときに、泣き寝入りしないのが彼女たちの強さでもありました。

人生の「壁」にぶち当たっても、何度でも人生をやり直して立ち上がるレジリエンス(=再起力)を持っていたのです。


③こんな言葉が印象に残りました

 


中野さんが東大を選んでよかったと思うことはありますか。

 


(中野)面白い人たちに出会えたのが財産ですね。

 


どうあがいても勝てない天才とか。

 


自分の性格はおかしいと思っていたけど、もっとおかしな人たちがたくさんいた(笑)。

 


工学部は女子が少なくて、応用化学科は私の時で50人中5人。 応用物理だと学年に1人とかゼロの年もある。

 


特に名門の男子校からくる人たちって、女性に慣れていないんですよね。

 


だから最初はコミュニケーションがぎこちない。

 


女の子も化学の知識を持っているものだから、メイクの話をしてもあのコスメは酸化チタンの粒子が細かくてカバー力があるけど、肌荒れが心配とかね。

 


一般的な女子の会話ではないですね。

 


(中野)そうでしょう。それが面白かったんです。

 


(本文より引用)

 


④この本が気になった方への2冊はこちら

 


『東大なんか入らなきゃよかった 』

 誰も教えてくれなかった不都合な話

 池田 渓

 飛鳥新社

 


『女性自衛官

 キャリア、自分らしさと任務遂行

 上野 友子 他1名

 光文社新書

 


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。

 

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