とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

性の多様性

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、社会学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル  性の多様性

 


よく見ていくと、このセックスも簡単に男女(あるいはオス・メス)の2分法では分けられない多様性がある。

 


たとえば、性染色体だ。

 


女性はその多くがXX染色体をもつし、男性は一般にXY染色体をもつ。

 


ところが、X染色体が3つある人や1つしかない人、さらにY染色体が2つある人など、染色体の面でも簡単に人間を2つに分類できないのだ。

 


いわゆる男性ホルモンや女性ホルモンの分泌や、子宮や精巣などの内性器やペニスやワギナなどの外性器においても、多様性がある。

 


なかには、精巣と卵巣の両方をもっていたり、外性器がペニスやワギナの双方の特徴を備えていたり、さらに外性器と内性器の性が一致しないといった人もいる。

 


いわゆるインターセックスの人たちである。

 


これまでほとんど無視されてきたこうしたインターセックスの人が、今少しずつ声をあげはじめている。

 


また、最近ではいわゆる性同一性「障がい」の人の話題もよくニュースになる。

 


「性同一性障がい」とは、自分の性自認(ジェンダーアイデンティティ=自分が男女どちらのジェンダーに属するかという認識)と身体的・生物学的性が異なっているケースである。

 


生物学的には女性(あるいは男性)でありながら、自分では男性(あるいは女性)であるという認識をもっている人などはこのケースにあたる。

 


よく知られているように、日本でも、現在では、こうした人たちに対して、いくつかの大学病院などで十分なカウンセリングのうえで性転換の手術がおこなわれるようになっている。

 


これからの社会においては、同性愛(ホモセクシュアル)ないし両性愛 (バイセクシュアル)の人々の権利擁護の動きも強まることだろう。

 


確かに、多くの社会では、異性愛(ヘテロセクシュアル)の人、つまり男性なら女性に、女性なら男性に性的な感情を抱く人が多数派である。

 


しかし、『世界がもし100人の村だったら』に書かれているように「90人が異性愛者です/10人が同性愛者です」といわれている(おそらくアメリカ心理学会のデータをもとにした数字だろう)。

 


これらの人々が、同性愛(あるいは両性愛者であることで、差別や偏見を受けるなら、これは社会的に見てきわめて重大な人権問題ということになるだろう。

 


感想

 


性の多様性の時代だと言われることがあります。

 


世界の10%が同性愛者だとすると、周りに1人くらいはいる感じがするのはぼくだけだろうか?

 


下記の本を参考にしました 

 


ジェンダーで学ぶ社会学』  

 伊藤公雄 牟田和恵編著

 世界思想社

 

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