とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

男の値打ちは何で決まるか

こんにちは。冨樫純です。

 


本を紹介します。

 


①この本を選んだ理由

 


社会学を独学で学んでいて、上野先生のファンになり、代表作を読んでみようと思いました。

 


②こんな本です

 


『女ぎらい 』

 上野千鶴子

 朝日文庫

 

 

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ミソジニーとは、男にとっては「女性嫌悪」、女にとっては「自己嫌悪」。


皇室、DV、東電OL、援交など、男社会に潜むミソジニーの核心を 上野千鶴子が具体例をもとに縦横に分析する。


文庫化に際し、「セクハラ」と「こじらせ女子」の2本の論考を新たに収録。

 


③こんな言葉が印象に残りました

 


男を見ていると、かれらは女といるよりも、男同士でいることのほうがもっと好きで気持ちよいのではないか、と思わされることがよくある。

 


女の値打ちは男に選ばれることによって決まる(と考えられている)が、男の値打ちは女に選ばれることによっては決まらない。

 


その点では、異性愛の秩序は、男と女にとって非対称にできている。

 


男の値打ちは何で決まるか?

 


男同士の世界での覇権ゲームで決まる。

 


男に対する最大の評価は、同性の男から、「おぬし、できるな」と賞賛を浴びることではないだろうか。

 


(本文より引用)

 


④この本が気になった方への2冊はこちら

 


『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!』

 上野 千鶴子 他1名

 大和書房

 


『女の子はどう生きるか』

   教えて、上野先生!

 上野 千鶴子著

 岩波ジュニア新書

 


⑤感想

 


ますますファンになりました。

 


老若男女、どの人にでもお薦めの本です。

 


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。