こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本を選んだ理由
学生の頃に一度読んで、そのおもしろさがよくわかりませんでした。
ただ難しくて、挫折しました。
そのおもしろさを味わうために、ぴったりだと思い、読んでみようと思いました。
こんな本です
『読んだつもりで終わらせない 名著の読書術』
樋口 裕一著
文章のプロが徹底アドバイス!「つまらない」「理解できない」古典・名著が驚くほど読めるようになる!読書1分レビューつき。
単なる知識→血肉に変える!
ネタバレ・読み飛ばしOK!
目からウロコの読書術。
③こんな言葉が印象に残りました
難解な哲学書は、専門家でも単独で読破するのは至離の技で、仲間との意見交換者どを行いながら読解を深めていくことがあるといいます。
イマヌエル·カント、ゲオルク·ヴィルへルム·フリードリヒ·ヘーゲル、ハイデガーなど、近代哲学の担い手がこのタイプです。
では、どうしてそれほど難度が高いのでしょう。
その理由は3つ考えられます。
ひとつ目は、訳語の問題です。
哲学は西洋で発展した学問です。ヨーロッパでは日常的な学問用語として根づいているものを、無理やり日本語訳するため理解しづらくなります。
キリスト教が前提になっている文化的景も、翻訳の際の障壁になります。
ふたつ目は、制度の問題です。哲学は、アカデミックな制度を伴う思想です。つまり、過去の哲学者が構築した概念を踏まえ、それを批判したり、発展させたりしていきます。
「生き方を哲学する」という意味での思考ではなく、「存在」「時間」など「考える領域」が設定されているので、 「何を踏まえて何について論じているのか」がわかっていないと、まったく話が見えてこないという難しさがあります
3つ目は、歴史的制約の問題です。たとえば、科学が発展していない時代のギリシャ哲学を読む場合は、当時の歴史背景を知っておく必要があります。
この点を暖味にしていると、やはり「何について論じているのか」がつかめないのです。
(本文より引用)
④この本が気になった方への2冊はこちら
『本を読む本』
J・モーティマー・アドラー 他2名
『読んだら忘れない読書術』
樺沢紫苑著
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。