こんにちは。冨樫純です。
独学で哲学を学んでいます。
その過程で哲学者自身にも興味を持ちました。
そこで、哲学者の人物像を紹介します。
今回はソクラテスです。
感想を先に書きます。
信念を貫き、私は無知であるという謙虚さを持ち合わせているところが、偉大な人物とされている理由だと思いました。
アテナイに生まれたソクラテスは、ペロポネソス戦争に従軍するなど、自らが良き市民であることを疑わなかった。
にもかかわらず、その生涯はアテナイとの緊張感に満ちたものであった。
彼はあるときデルフォイ神殿から「ソクラテス以上の賢者はいない」という神託を受ける。
自分が無知であることを知るソクラテスは、この神託の謎を解くことを自らの天命とみなした。
彼は当時の知識人とされた人々のところを訪れ対話を試みるが、賢いとされる人も実は何も知らないということに気づく。
ここから彼は自らの無知を知ることの重要性を自覚した。
このようなソクラテスの活動はアテナイの多くの若者の支持を集める一方で、有力者の反発を買い、「神を信じず、青年を堕洛させる」として裁判にかけられた。
そこで死刑判決を受けたソクフテスは、亡命を勧める友人クリトンの助言を退け、毒杯を仰ぐ。
アテナイの良き市民としての自らの生涯の一貫性を尊んだためであった。
下記の本を参考にしました
『西洋政治思想史 』
宇野 重規著
有斐閣アルマ