とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

日宋貿易と財政

こんにちは。冨樫純です。


日宋貿易」についてのコラムを紹介します。


貿易は現代でも重要な経済基盤ですが、この時代でもそうだったようです。

 

遣唐使が廃止されたあと、日本と中国の間には正式な国交はありませんでした。


それでは、日本人と中国人との交流がまったくなかったかといえは、そうではありません。


日本と宋との間には民間貿易が活発におこなわ

れていました。


しかし、民間貿易が盛んになるに伴って、貿易などの船を狙った海賊が出てくるようになります。


平忠盛は、この海賊を平定して、日宋貿易の権利を手に入れたのです。


そして、彼の子の平清盛は、大輪田泊という港を修築して、本格的に貿易をおこなっていきます。


ここで儲かったお金というのが、平氏の政権を維持する重要な財政基盤となっていくわけです。

 

下記の本を参考にしました


『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』【改訂版】

  金谷 俊一郎

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