とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

まず疑ってみるという思想

こんにちは。冨樫純です。

 

独学で哲学を学んでいるので、勉強してきたことを整理する感じで書いていきたいと思います。

 

哲学者を1人ずつ取り上げて、その思想、時代背景、影響を書いていきます。

 

取りあげる哲学者や思想は、ほくが勝手に選んでいます。


そして、最後にぼくの感想を書きます。

 

哲学者 デカルト

 

思想 方法的懐疑

 

真理とは誰がどのように疑っても、疑う余地のない明証的で確実なものでなくてはならない。

 

デカルトは習慣や伝統、さまざまな知識や思想にいたるまで、少しでも疑う余地のあるものはすべて疑いました。

 

このように真理を見つけようとする意志に基づいて、そのための方法として疑うことは、方法的懐疑と呼ばれます。

 

背景

 

中世から近代へ。それは、すなわち、「信仰を重視する時代」から「理性を重規する時代」への転換です。

 

それを契機に、人類は再び理性を使って「真理とは何か」を探求し始めました。

 

そして、17世紀、理性の力を用いて絶対的な真理を掴もうと志す哲学者、デカルトが現れます。


影響

 

宗教・神・信仰に依存し、真理を獲得するという中世の考え方を脱却し、人間が自ら持つ意識・理性によって、主体的に真理を獲得するというデカルトの「合理主義」が近代の出発点となりました。デカルトは「近代哲学の父」と呼ばれています。

 

感想

 

常識的な事柄も、まず疑ってみるという思想は、現代にあっても参考になる考え方だと思いました。

 

下記の本やサイトを参考にしました

 

http://hi-5kaku.net/moriyama/2013/07/14/第2講%E3%80%80デカルト%E3%80%80合理主義/

 

新 倫理 清水書院(高校の教科書)

倫理資料集 第一学習社

 

『史上最強の哲学入門 』
 飲茶著
 河出文庫

 

『もういちど読む山川倫理 』
 小寺 聡編
 山川出版社