とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

無知の知

こんにちは。冨樫純です。

 

独学で哲学を学んでいるので、勉強してきたことを整理する感じで書いていきたいと思います。

 

哲学者を1人ずつ取り上げて、その思想、時代背景、影響を書いていきます。

 

取りあげる哲学者や思想は、ほくが勝手に選んでいます。


そして、最後にぼくの感想を書きます。

 

哲学者 ソクラテス

思想 無知の知

 

まず自分が何も知らないとを認めるところから始めよう、これがソクラテスの「無知の知」の真の意図です。

 

つまり、彼は、なにも「無知を自覚している自分は偉いぞ」と謙虚さを誇りたかったわけではなく、彼は、無知を自覚してこそ「真理を知りたいと願う熱い気持ち」が胸の内にわき上がってくるのだということをみんなに伝えたかったのです。

 

背景

 

あるとき、ソクラテスの友人がデルフォイアポロン神殿にいって、「ソクラテスよりも知恵のある人間はいるか」 とたずね、「いない」という神のお告げを得た。

 

自分をそれほど知恵のある人間とは思わなかったソクラテスは、神託の本当の意味をはかりかね、自分よりも知恵がある人物をさがしにでかけた。

 

そして、世間で、もの知りといわれていた政治家や作家ら、さまざまな人びとをたすずね、何が人間にとって一番大切かを問いかけた。

 

その結果、わかったことは、彼らは自分に知恵があると思い、他人からもそう思われているけれども、実は人間にとって一番大切なことを知らない。

 

そればかりか、知らないのに知っていると思い込んでいる、ということであった。

 

影響

 

ソクラテスは一躍有名な哲学の師匠として名を知られるようになるわけだが…。

 

そんなソクラテスの名声は、彼に恥をかかされた政治家たちにとって面白いはずがなかった。

 

結局、ソクラテスは、政治家たちから疎まれ、
「若者を堕落させた罪」で裁判にかけられ、死刑を宣告されてしまうのである。

 

感想

 

ぼくも哲学を知らないからこそ、学びたいと思ったので、納得しました。


下記の本を参考にしました

 

新 倫理 清水書院(高校の教科書)

 

倫理資料集 第一学習社

 

『史上最強の哲学入門 』
 飲茶著
 河出文庫

 

『もういちど読む山川倫理 』
 小寺 聡編
 山川出版社