こんにちは。冨樫純です。
古い本ですが、紹介します。
①この本との出会い
タイトルに興味があり、購入しました。
②こんな本です
『子どもと学校 』
河合 隼雄著
子どもたちの生きる社会環境が激変する今日、「教育」のあり方が、いつにも増して問われている。
臨床心理学者として、子どもの心の世界に長年接してきた著者が、帰国子女」や不登校児の言葉に耳をかたむけ、日本型教育への疑問、心や性の教育の必要性を盛り込みながら、子どもと学校の新しい関係を創造する道を語る。
(本文より引用)
③こんな言葉が響きました
体育の授業に用いられる笛は、「ピーッ」と鳴るだけで旋律を奏したりはしない。それは時間の流れのなの一点を浮き出させる役割を果している。
その場合、教師は「号令」をかけることもできる。たとえば「集まれ」とか、「話をやめろ」とか、「終わり」とか、むしろことばで言ったほうが意味は明確になるだろう。
単なる笛の音だけでは意味がわからないときもある。しかし、号令をかけるよりは笛を好む人もあるし、号令をかけるにしても、その前に笛を吹く人もある。
笛の利点は人間の声よりもよくとおる、ということである。人間の声よりも高く、よほどの場合でも注意を喚起できる。このため、スポーッのレフェリーが笛を使用する。
ラグビーなどで、いかにぶつかり合っているときでも、笛の一吹きでゲームは中断される。それは絶対的である。
もちろん、そのすぐ後で、レフェリーは中断の理由を示さねばならない。しかし、ともかくまず笛の音がゲームの流れを断ち切るのである。
(本文より引用)
④この本が気になった方への3冊はこちら
『子どもと自然 』
河合 雅雄著
『いじめと不登校 』
河合 隼雄著
『子どもが育つ条件』
家族心理学から考える
柏木 惠子著
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。