とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

正しくないことは醜い?

こんにちは。冨樫純です。

 


古代ギリシアで最高の価値」に関するコラムを紹介します。

 


ぼくも、正しくないことは「醜い」感じはするので、古代ギリシアの影響があるのかもしれないと思いました。

 


古代ギリシアで最高の価値と認められるものは「善美」だ。善美とは「善く·正しく·美しい」 あり方で、古代ギリシアでは「善いものは正しく、しかも美しい」と、 すべてを連動させて考える。

 


逆に「悪いものは不正で、しかも醜い」とも言える。この考えは、僕の心に以前から引っかかっていたモヤモヤを、見事に解決してくれた。

 


おい、コンビニの前に座り込んでいるガキとも。

お前らは醜い!「誰にもメーワクかけてねーじゃん」なんて言い草は、ソフィストの相対的真理だ。お前らは善美じゃないから醜いんだよ。

即刻消えろ!

 


これが言えればどんなにすっきりするか。でも言えない。言えば、毒杯をあおぐソクラテスではなく、そら豆畑のピュタゴラスにされることは必至だ。

 

 

 

下記の本を参考にしました。

 


『蔭山のセンター倫理』

  「思想」の背景と流れがわかる

    蔭山克秀著

 学研教育出版