とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

販売員が復活のカギ

 

こんにちは。冨樫純です。

 

本を紹介します。

 

①この本との出会い

 


「久米書店」というテレビ番組で紹介され、興味を持ちました。

 


②こんな本です。

 


三越伊勢丹 ブランド力の神髄 』

  PHP新書

  大西洋著

 

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長引くデフレで消費の極端な二極化が進むな

か、多かれ少なかれ“殿様商売”をしていた百

貨店業界の売り上げがシュリンクしたのは、当

然の帰結だった。

2009年6月、大西洋氏は三越伊勢丹ホールディングスの社長に就任すると、生き残りのカギは「現場力」にありとばかりに、仕入構造改革をはじめ、次々と新たな挑戦を行なう。

16年度からは、第一線の販売員約5,000人の一部に対する成果給制度も導入することに。

その圧倒的なブランド力がいかに現場に支えられているか、大西改革の全貌と経営哲学に迫る。

(本文より引用)

 


③こんな言葉が響きました。

 


百貨店が原価率を上げられないのは、製造から販売に至るまでのあいだにいるプレイヤーが多すぎるからです。

これをできるだけ少なくすることができれば、原価率を上げることができます。私はいま、この課題に真剣に取り組んでいます。

 


一方、百貨店にとって最も大切なのは、現場でモノを販売する人です。サプライチェーンに関わるプレイヤーを減らすことはあっても、現場でお客さまと向き合い、三越伊勢丹の屋台骨を支えている人は絶対に減らすことはありません。

むしろ、この厳しい経済環境下においても現場で働く人を増やし、この人たちの評価と報酬を上げ、販売力を強化しなければならないという方針を掲げています。

 


その一環として、2016年から、販売を担当する社員(三越伊勢丹では「スタイリスト」と呼んでいます)約5000人の一部の人を対象に、販売実績に応じた報酬を支給する制度の導入を検討しています。

 

現在、スタイリスト一人当たりの平均販売額は、年間2〜3000万円程度となっています。

 

その一方で、優秀なスタイリストのなかには、年間2〜3億円の売り上げを計上する人も少なくありません。

しかし、双方の報酬の差は、同じ年齢だと月の給与でせいぜい一万円程度、ボーナスでも多くて数万円しかありません。

 

これを、正当な評価と報酬だと言えるでしょうか。

これで、スタイリストのモチベーションが高まるでしょうか。

 

働く人の「現場力」を高め、サービスの質の向上を図るためには、一刻も早くこの仕組みを変えなければならないという思いが強くあります。

優秀なスタイリストは、役員と同じか、少なくとも部長と同水準の報酬を得るべきです。

 


④この本が気になった方への2冊はこちら

 


『常に革新を生み続ける三越伊勢丹の秘密』

  大西洋著

  海竜社

 


『幸せを引き寄せる笑顔の法則』

  三越伊勢丹グループの従業員10万人を動かし    

  た“理論”と“効能”とは?

  斎藤 一郎著

  誠文堂新光社

 


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。

 

 

 

また、YouTubeで数学の問題を解いて、学び直している動画をアップしています。


興味がある方はご覧ください。


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