こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
タイトルに惹かれました。
②こんな本です。
『老人の取扱説明書 』
平松 類著、内野 勝行監修
SB新書
「老化の正体」と、その対処法として手軽にできる方法を、医学的にやさしく解説しています。
これらを知ることで、周囲の人はイライラせずに冷静に対処できますし、高齢者本人は卑屈になることが減ります。
これまでの本といえば、認知症や老人の心理にとどまるものがほとんどでしたが、体の細部にまで踏み込んだのは本書がはじめてです。
(帯部分より引用)
③こんな言葉が響きました。
高齢になると、何度も同じ話をします。なぜでしょうか?
高齢者は記憶力が落ちるからだと思うかもしれません。
ではなぜ、何回も同じ話、それも長い話ができるのでしょうか。記憶力が落ちるのならば、
同じ話自体できないはずです。
忘れてしまわず長い聞き飽きた話を何度もできるのは、考えてみるとおかしな話です。
高齢者の記憶の変化は、全体が落ちるのではありません。まずは、短期的な記憶が落ちます。
メガネをどこに置いたか忘れた、買い物に来たが買うものを忘れた、ということです。若くし
ても、早くに短期記憶が落ちる人もいます。
あなたは大丈夫でしょうか?
ただし短期的な記憶とはいっても、超短期の記憶は保たれます。例えば「焼まんじゅう」
と言ってすぐに「焼まんじゅう」と復唱できる、「上毛かるた」と言えば「上毛かるた」と言える。これは超短期的な記憶です。
忘れやすいのは、最近の記憶からとなります。一方で、長期的な記憶は、短期的な記憶に比べ
れば落ちるのは時間がかかります。その中でも20歳前後の記憶が残りやすいとされています。
だから、昨日のタ食の献立は忘れても、子どもの頃通った学校のことは覚えています。
長期的な記憶のうちでも何度も使っていた記憶は、忘れにくいのです。ポストは赤いことや、息子の名前などがこれに当てはまります。
(本文より引用)
④まとめ
「老化の正体」と、その対処法として手軽にできる方法が分かります。
⑤この本が気になった方への2冊はこちら。
『認知症の取扱説明書』
平松 類著、内野 勝行監修
SB新書
『図解 老人の取扱説明書 』
平松 類著
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。