こんにちは。冨樫純です。
「基礎年金と所得再分配」に関するコラムを紹介します。
ちなみに、ぼくは所得が低いので、得をしていることになると思います。
第1号被保険者の保険料は定額で、基礎礎年金の額も納付期間当たり定額だから、基本的にはみんな損得はない。
ところが第2号被保険者は保険料が給与に比例しているから、給与の低い人は少ししか保険料を払っていない。
でも、給与が高く、高い保険料を払っていた人と基礎年金額は同じだ。 だから、第2号被保険者は所得の低い人の方が得をする仕組みだ。
その分は所得の高い第2号被保険者の保険料の一部が回っているわけだ。
つまり、所得の高い人から低い人に所得が移転している。このような仕組みを、給与という形で一度分配された所得をもう一度分配することになるので「所得再分配」という。社会保障には所得再分配が組み込まれていることが多い。
下記の本を参考にしました。
『はじめての社会保障 』福祉を学ぶ人へ
椋野美智子・田中耕太郎著 有斐閣アルマ