とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

ゲームにハマる理由 その2

 

こんにちは。冨樫純です。

 


ゲームに興味がないぼくにとって、ハマる人の気持ちが分からず、前々から疑問に思っていました。そこで、調べてみました。

 


とりあえず、今回も3つ紹介します。

 


①マクレランドの欲求理論

 


ジェームズ・マクレランドによる研究です。マクレランドはまず、人が抱く欲求を分類します。

 


達成欲求:一定の目標に対して、達成し成功しようと努力する欲求

 


権力欲求:他者に対して影響力を与え、コントロールしたいという欲求

 


親和欲求:友好的で親密な対人関係を結びたいという欲求

 


回避欲求:失敗や困難な状況を回避したいという欲求

 


ソーシャルメディアにおける「いいね」ボタンは、親和欲求を満たす仕組みの好例です。

RPGのような社会性を持つゲームでは、権力欲求がプレイヤーの動機付けに対して一定の影響を持つでしょう。キャラクターのレベルが高いほど、ゲーム内で高い社会的影響力を及ぼすことができるからです。

 


マズローの欲求階層

 


アブラハム・マズローは「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生き物である」と仮定しました。

そして人間の欲求を低次から高次に向けて、5段階に分類しました。「生理的欲求」「安全と安定の欲求」「集団への所属欲求」「自尊心の欲求」「自己実現の欲求」です。

これをマズローの欲求階層と言います。

 


このモデルの特徴は、下位の欲求が満たされると、より上位の欲求を求める気持ちが高まるという点です。一方で、現状の欲求が満たされない限り、上位の欲求はあまり意味を持ちません。

たとえば、餓死寸前という生理的欲求が満たされない状態では、自尊心や自己実現に対する欲求はほとんど意味を持たないということです。

 


この理論は、RPG内でのプレイヤーの行動を示すモデルとして、しばしば引用されます。ゲームを始めたばかりの初心者プレイヤーは、まだゲーム内で適切な行動をとることができず、ちょっとしたことで死んでしまいます。

そのため最初の目的は生き残ること(生理的欲求)であり、

次が安定してゲームを継続できるようになること(安全と安定の欲求)です。

ある程度ゲームに慣れてくると、フレンドを作ったり、ギルドに加入したりするプレイヤーが増えてきます(集団への所属欲求)。

さらに、十分に経験を積んだプレイヤーの中には、ギルドのリーダーになる者もいるでしょう(自尊心の欲求)。

また、新しいアイテムやマップを作って配布する、などの行為まで行うプレイヤーも出てきます(自己実現の欲求)。

wそこで、ゲームの中にこれらの要素を意識的に組み込んでいけば、商品寿命をより延ばすことができると考えられます。また、多くのゲームは現実社会よりも簡単にこれらの欲求を満たすことができるため、人は夢中になるとも考えられます。実際に多くのRPGは、実社会よりもはるかに早く成長でき、達成感や優越感を感じやすいようなゲームデザインになっています。

 


また、ゲーム内でアイテムを自作したり、加工したアイテムを共有したりする機能も多くのゲームで見受けられます。これらによって、プレイヤーは自己実現欲求を満たすことができます。

 


下記のサイトを参考にしました。

 


https://online.sbcr.jp/2014/06/003741_3.html

https://online.sbcr.jp/2014/05/003740_2.html