とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

この本が、あなた自身の視点からものごとをとらえ、考えていくきっかけを与えてくれると思います。

こんばんは。冨樫純です。

 

本を紹介します。

 

①この本との出会い


『東大読書』

  西岡壱誠著

  東洋経済新報社


を読むと、お薦めの本として、本書が紹介されていました。


おもしろそうだと思い、読んでみることにしました。


②こんな本です。


『知的複眼思考法』

  誰でも持っている創造力のスイッチ

  苅谷剛彦

  講談社+α文庫

 

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とくにこの本で目指したのは、ありきたりの常識や紋切り型の決まり文句、つまり、ステレオタイプ(決まりきったものの見かた)にとらわれずに、あなた自身の視点からものごとをとらえ、考えていくための方法です。


「今は情報化の時代だから……」とか、

グローバル化の進む現在の日本では……」とか、「今の日本は『構造改革』が必要だから..…」とか、「日本ではまだ女性差別が根強いから……」とか、「日本は平等主義社会だから」

とか、あるいは「これは決められたルールだから」とかです。(本文より引用)


③こんな言葉が響きました。

 

この本を通じて私が提唱してきた「複眼的思考法」とは、ものごとを一面的にとらえるのではなく、その複雑さを複数の視点から把握することを主眼にしています。そして、そうした視点に立って、「常識的」なものの見かたにとどまらず、いい換えれば、思考停止に陥らないで、考えることの継続・連鎖を生み出すような、思考の運動を呼び起こそうというのです。

(本文より引用)


学生時代、ぼくは、このような見方ができるようになりたいと思っていました。

でも、なかなかうまくいかず、常識的なものの見方しかできませんでした。


④まとめ


この本が、決まりきったものの見かたにとらわれずに、あなた自身の視点からものごとをとらえ、考えていくきっかけを与えてくれると思います。


⑤この本が気になった方への3冊はこちら。


『創造の方法学』

   高根正昭

   講談社現代新書


『知的トレーニングの技術』

  花村太郎

  ちくま学芸文庫


『自分を知るための哲学入門』

  竹田青嗣

  ちくま学芸文庫


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。