こんばんは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
元々日本経済に興味があり、先生が薦めていた本なので、読んでみようと思いました。
正直、教科書なので興味がある人は少ないと思います。
②こんな本です。
『日本経済』
衰退は避けられるのか
正村公宏著
この本の目的は、日本経済の現状を一般的に描写したり解説したりすることではない。
二〇世紀が終わろうとしているいま、日本経済はどのような課題を我々につきつけているのか。我々はそれらの課題とどのような方法で取り組はなければならないのか。そうした問題を考える手がかりを探ることがこの本の目的である。(本文より引用)
③こんな言葉が響きました。
長期雇用と年功型処遇の慣行には、幾つかの利点がある。従業員が職業的生涯の途中でほかの企業に移動する確率は小さいと考えられるから、企業経営者は、彼らの技能を蓄積するために必要な費用(良質の人的資源を蓄積するための投資)を安心して負担することができる。従業員に多くの仕事を覚えさせようとして順番にさまざまな仕事につかせるようにすると、仕事が変わるたびに生産性が落ちる可能性が大きいが、企業はそのことを理由にいちいち賃金を引き下げるわけにいかない。しかし、従業員がさまざまな仕事を順番に覚えていけば、やがて職場の全体を見渡して仕事をすすめることができるようになる。
そうした従業員が多くなれば、さまざまなトラブルが発生したときの集団としての従業員の問題発見能力と問題解決能力は高くなることが期待される。(本文より引用)
④この本が気になった方への3冊はこちら
『日本経済入門』
『日本経済論講義』
小峰隆夫著
日経BP社
『日本経済論・入門新版』
戦後復興からアベノミクスまで
八代尚宏著
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。