こんばんは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
元々政治に興味があり、先生が薦めていた本なので、読んでみようと思いました。
正直、教科書なので興味がある人は少ないと思います。
②こんな本です。
『政治』
依田博著
有斐閣ブックス
政治という社会の営みは、(1)政治制度とその基礎となる考え方(理念)、(2)その制度を運用するおもな人々(アクター)、(3)その人々が制度の運営を通じてもたらす社会の状態、これら3つの要素のからみ合いで構成されている。
本書では、その要素のなかでもとくに(2)のアクターに力点を置いて解説することによって、皆さんの政治理解のための一助とするつもりである。(本文より引用)
簡単に言うと、政治学の教科書です。
③こんな言葉が響きました。
政治家がどのような人々であるのか、あるいはどのような人々であるべきなのかについては、時間と空間を問わず政治家を社会を指導する人々とみれば、伝記小説や歴史小説も含めて、さまざまな角度から論じられてきている。
もっとも有名な議論は、ドイツの社会学者M.ウェーバーによる政治家論である。
彼は政治家に決定的に必要な素質として「情熱、責任感、目測」の3つをあげたが、この素質は、政治家自身を含めて政治家について論じる多くの人々によって引用されている。
(本文より引用)
政治家の失言がマスコミを賑わすことがありますが、責任感に欠けていると思います。
④まとめ
この本を読むと、一市民として政治生活とかかわりを持つときに困ることのないくらいの知識を得られます。
⑤この本が気になった方への3冊はこちら
『日本の地方政府』
1700自治体の実態と課題
曽我謙悟著
『現代政治分析』
R.A.ダール他1名著
フォーマルモデル入門
浅古泰史著
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。